ラクトフェリンの働きについて
ラクトフェリンは健康増進のためのたんぱく質の一つとして、かなり注目を浴びている物質ですが、その正確な働きは未だ研究中にあるというところが実際のところです。
ラクトフェリンが消化酵素に対して比較的耐性があるということは明らかになっています。
これはどういうことかというと、ラクトフェリンは消化酵素によって分解されにくい物質だということです。
人間の体内では普通、体内に取り込んだものは胃の中で、様々な消化酵素によってたんぱく質や脂質、ブドウ糖に分解されます。
しかし、ラクトフェリンは消化酵素に対して耐性が比較的強いので、胃の中で分解されにくいタンパク質ということになります。
通常、たんぱく質はそのままの形では体に吸収されることはなく、胃で分解されてアミノ酸となり、体内の各器官や細胞に血液を通して運ばれるのですが、ラクトフェリンは胃では分解されにくいためアミノ酸となることができず、そうした分解されなかったラクトフェリンは、残念ながら便となって体外へ排出される仕組みになっています。
ただし、摂取されたラクトフェリンのうち、一部の消化酵素によって分解されアミノ酸になったものは、腸管から吸収されるということは分かっています。
ただし、消化酵素によって分解されたラクトフェリンは、体内で普通のアミノ酸として利用されるため、体内で特別にラクトフェリンが作られる一助を担うわけではありません。